空家再生をしてみて思ったこと
2023.11.25
弊社で数年間空き家のまま放置されていた戸建て住宅を再生したお話しをします。
ある方に数年間放置されていた空家を紹介されましたので、信頼できるリフォーム会社の人と一緒に見に行きました。
その空家を見て私は唖然としました。
なんと玄関先の庇が崩れていたのです。
当然私はリフォーム会社の人に聞きました。
「これ大丈夫なんですか?」
答えはこうです。
「ダメですよ!」
さすが数年間放置されていた空家です。一筋縄ではいきません。
しかし結果的にこの空家は再生可能だとのことでした。
崩れた庇は撤去です。
他にも色々と見どころのある箇所がありましたが、それぞれをリフォーム会社の人が対処方法を教えてくれました。
そして私はこの空家を購入して再生することに決めました。
数年間放置されかなりインパクトのある姿になっていた空家なので、購入金額もそれなりにお安くなりました。その代わりにリフォームは必須です。
いよいよこの空家の売買契約の日が来ましたが、その時に驚いたことがあります。
こちらとしては大変リーズナブルなお値段で不動産を購入させていただいたのですが、売主さんも大変喜んでいただいてました。売主さんにとっても使わない不動産の管理義務や固定資産税から逃れられることができて大きなメリットがあるのですね。
空き家の購入が無事完了していよいよリフォームです。
リフォームは信頼しているところに頼みましたので安心して任せることができました。
リフォーム中に廃屋だった家が再生されていく姿を見ることはとても楽しい経験でした。大工さんたちの仕事は芸術的でした。感謝です。
そしてリフォーム中にも驚く事象がありました。
近所の方たちが声を掛けてくるのです。
「誰か住むんですか?」
「はい、キレイにして住めるようにしています」
「そうですか!良かったわ~」
といったように近隣の方たちが喜んでくれるのです。
近くの家が空家だと物騒だし景観も悪くなり不衛生でもあります。空家を再生することはSDG’sの持続可能な街づくりに貢献することになるのです。
ついにリフォームの完成です。また感動です。
この後は戸建に住みたい方にお貸しします。
中古の戸建ですが安めの家賃で募集をしましたので比較的早く入居者様が決まりました。新築の戸建住宅に賃貸ですもうと思うと家賃は高くなります。また新築戸建てを購入するのにも多額の資金が必要になります。
しかし築古の貸戸建ならば、新築では絶対に府馬能な格安の家賃で住むことが可能になります。しかもフルリフォームしてますので、かなりキレイな住環境です。
実際に入居されている方に感想をお聞きしたところ大変喜んでいらっしゃいました。しっかりと更新いただき今も住み続けてくれていらっしゃいます。感謝です。
こうして長い間空き家となっていた戸建て住宅が見事再生されました。この一連の流れの中で3つの喜びに出会うことができました。
1つ目の喜びは、空家を購入した際の売主さんの喜びです。長年背負ってこられた重荷をようやく下すことができる喜びなのでしょう。
2つ目の喜びは、空家が再生されることによっての近隣住民の方々の喜びです。空家を再生することにより周りの環境を改善することができるのです。
3ち目の喜びは、格安の家賃で戸建て住宅に住むことができる入居者さんの喜びです。
以上のような喜びに出会い空家再生事業を始めたことは間違いではないと強く感じた私がおりました。