空家再生には醍醐味があります
2025.11.21
弊社が空家再生を手掛けてから約3年が経過します。
弊社の空家再生とは、立て壊して新しい家を建てるのはコストが掛かりすぎるのでリフォームでの再生をすることです。リフォームも基本的には外壁等はそのままで内装を綺麗にしていくものです。
空き家は国も地方自治体もかなり前から問題視していて、空き家の増加を防ぐ政策を少しづつ打ち出していますが、いまだ増え続けている状態です。
日本人の人口は減っているのに日本国土に新しい住宅を建て続けているので当然の結果といえるでしょう。
空き家が抱える問題は沢山あります。
街の景観を損ねるのはもちろんのこと、犯罪拠点となったり害獣の住処となることもあります。また火事や倒壊の危険性も高まります。
弊社が手掛ける空家再生事業は、とてつもなく微力ながら空家の増加数を少なくしたいという思いを込めて行っております。
3年ほど前に初めて見に行った空家は、数年間放置され玄関の軒先が崩れている状態の家でした。普通に考えれば、とてもじゃないけど購入なんてできない物件です。
ここで何もせずに再生を諦めるのも選択肢の一つですが、築古再建の専門家とよく話し合って考えてみました。その結果、リフォームでの再生が可能ということになりました。
そしてリフォームが完成しました。新築戸建てとはまいりませんが、とても綺麗な内装の戸建となりました。
次は住んでくれる人を探すことです。
住んでくれる人がいらっしゃるかどうか少し不安でしたが、とても素敵なご家族がペットを連れて住んでくれました。
何年も廃墟となっていた空家が、ご家族が笑顔で暮らす暖かい家として復活を遂げたのです。初めての空家再生成功です!
この再生プロセスの中で、いくつもの喜びがありました。
最初は、空家を売却することができた売主様の喜びです。この時の売主さんの笑顔を忘れることはないでしょう。
次の喜びは、リフォームをしている時の近隣住民の方々の喜びです。「誰か住むことになったんですか!」と驚きと喜びのリアクションを沢山いただきました。
3つ目の喜びは、再生した家に入居された方の喜びです。空家の購入費とリフォーム費を出来るだけ抑えているので、賃貸戸建としてはとても安価な家賃設定です。入居者さんには「ずっと住み続けたいです!」とおっしゃていただいてます。
以上、見てきましたように空き家の再生は沢山の喜びに包まれています。しかもSDGsの17の目標の一つ「住み続けられるまちづくり」に貢献しています。
弊社は今後も空家再生活動を続けてまいります。


